2016年9月19日月曜日

快適バイク生活 いろいろあった生まれて初めてのバイク車検


 今乗っているCB1300SBの初回車検がやってきました。数十年のブランクから舞い戻ったリターンライダーで、昔は車検のない小さなバイクしか乗ったことがありません。リターンしてから車検が必要なバイクは2台目なのですが、1台目は車検が切れる前に売ってしまったため、今回生まれて初めてバイクの車検を経験します。


二週間以上かかると言われたが一週間で完了


 近所にメーカー系のディーラー店舗があったため、購入もその後のメインテナンスもここでお世話になっています。購入時に3年間のメインテナンスサービスを契約していましたので、車検も自動的にこのディーラーへ。9月6日にディーラーへ持ち込んだ時には、この時期車検が多いため二週間以上かかりそうと言われ、驚きながらもバイクを預けてきました。秋のバイクシーズン突入の時期に、二週間以上もバイクに乗れないなんてショックですが仕方ありません。

かわいいわが子を入院させるような気持ちで車検を依頼

ちょうど秋雨前線が横たわって雨の日が続いていたため、バイクがなくても淋しくなかったのですが、預けて一週間目前の9月12日に車検が終わったと連絡がありました。事前の説明と違う早い出来上がりに驚きましたが、大雨が続いていたため受け取りに行けたのは三日後の9月15日です。


整備の様子を写真で説明してもらい納得


 さすがメーカー系列のディーラーです。店舗では、整備の様子をデジカメで撮影した写真を使いながら、懇切丁寧に説明してくれました。

フロントフォークを外され、作業台に乗っているマイバイク

預けっぱなしの車検では整備中の様子がわからないため、このやり方は安心感があります。普段見えない部分も写真で見せてもらえると、整備の重要性もよく理解できました。

外されたフォロントフォークと前輪

車検を通すだけであれば特に整備の必要がない部分も、3年間で約32,000キロの走行でそろそろ交換が必要なものもあります。ひび割れが生じているフロントフォークのダストブーツを交換してもらいました。

ひび割れが生じているフォーク・ブーツは交換

リヤのブレーキパッドは前後タイヤ交換の際に一緒に替えていましたので、今回はキャリパーの清掃とフルードの交換のみです。自分でも整備できるのでしょうが、道具と経験がないためバイク屋さんにお任せです。

ブレーキパッドとキャリパー

エンジンオイルとオイルフィルタの交換も依頼しました。オイルは半年に一回、フィルタは一年に一回交換するようにしています。エンジンの回転数をそれほど上げる必要がない大型バイクですので、この頻度で良しとしています。一度も見たことのないエアフィルタの内部も見られました。意外に綺麗です。

バッテリーもまだ大丈夫とのこと

3年経過したバッテリーが一番気がかりだったのですが、まだ大丈夫とのこと。この時は、しばらくしてから通販で購入し、自分で交換しようと考えていました。


取り付けたまま車検に出したナビと無線アンテナが無い


 支払いを済ませ、外に出してもらったバイクを整備担当者とチェックです。勧められた窒素ガスを充填していますので、エアバルブのキャップが誇らしげにホンダマークがついているものに変わっていました。効果のほどはわかりませんが、店舗に行けばいつでも窒素ガス補充は無料とのこと。

窒素ガス充填の証、ホンダマークのキャップ

平成30年9月期限の新しい車検シールが貼られていることを確認したその時、ナンバープレート横にあったはずの無線機のアンテナがないことに気づきました。さらにハンドル上部のナビがありません。クレードルだけが残っています。

新しい車検シール

整備中に邪魔だったので外したようです。車検サービスは都内の整備工場で集中して行っているとのことで、取り外された二つの品物について電話で整備工場へ問い合わせをしていました。しばらく待っていると、店舗内にあったとのこと。バイクを陸送する前に外して、店舗で保管していたそうです。ちょっと人騒がせな一件でした( ̄▽ ̄)


キーをオンにしたらバッテリーが上がってる!


 さて帰るかとバイクにまたがり、キーをオンにしてびっくり。バッテリーが上がっています。いつもなら元気に二連式メータが振り切れ、各種ランプが点灯するのですが、ABSのランプがかすかに光っているだけです。

いつもならキーをオンにするとこうなるはずが.....

先ほどの説明では、バッテリーはまだ大丈夫とのことでしたのでかなり焦りました。無線機やナビの電源は、バッテリー本体からキーに連動したリレーを介して、ノイズフィルタを経由して供給されるように自分で配線してあります。バイクのキーをオンにしなくても周辺機器のテストができるように、小さなスイッチでリレーのオン・オフが制御できるようになっています。通常は必ずメインキー連動側にしていますが、もしかしたらこのスイッチが整備中にテスト側になっていたのかもしれません。リレーのコイル電流はmA単位だと思いますが、何日も流れっぱなしではバッテリーも持ちませんね。

ノイズのない大電流が取れるように、こんなものを自作して入れてある

 とりあえず中古のバッテリーを借りて帰宅。一度完全に上げてしまい、劣化が心配される3年使用のバッテリーは新品に交換することにしました。思わぬ出費ですが、そろそろ交換時期と考えていましたので、この機会に一新します。

 車検の前には、自分で手を加えた部分は元に戻しておくのがベストなんでしょうが、それも面倒です。事前に言っておいてもらえれば大丈夫と店舗では言われましたが、先ほどのナビとアンテナの一件を考えると少し不安になります。


やっぱり費用がかかるディーラー車検


 車に比べて税金が安いバイクですが、それでも結構な費用がかかりました。知識と経験があればユーザー車検で出費を抑えられそうですが、そもそも普段から自分で整備が出来ていませんので、すっかりバイク屋さん頼りです。それなりの走行距離ですから、整備を省くわけにもいきません。

 車検とは直接関係のない定期的な整備まで含めて総額7万2千円ほどでした。バイク購入時のどさくさ紛れに3年分のメインテナンス料金を先払いしていましたので、今回の車検時の出費はバッテリーを除いて約4万円です。

今回の車検費用明細(点検整備費用は概算)

こんな大きなバイクに体力もテクもないオヤジが果たして3年も乗れるのかと当初は心配しましたが、大きなバワーと安定感は病みつきになります。長く付き合うためにも、自分で整備していける部分を少しずつでも増やしていきたいと考えています。一通りのバイクの整備ができるようになったら、次はユーザー車検に挑戦してみるのも面白そうです。


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