1インチボールに直接取り付けできるユピテルバイクナビ用マウントを出品しました

 1インチボールとアームの組み合わせで、機器類を自在な角度で取り付けることができるRAMマウント。バイクにアクションカメラやナビを取り付ける際に必要不可欠な存在ですが、ベース側と機器側の二つのボールをアームで挟んで連結する構造のため、どうしても機器がベースから離れてしまいます。位置的にアームが不要な場合でもアームを使わざるを得ず、振動の影響を受けやすくなったり、機器の設置場所が理想の位置からずれたりしました。


ハンドルの真上にナビを取り付けたい時に活躍


 3Dプリンターで自作したマウント類を実際に使用することが多くなり、その実用性やコストが十分満足できることを経験して、ユピテルバイク用ナビ(MCN46si)のマウントを造ってみました。

ハンドル中央に取り付けたRAMボールに直接ユピテルバイク用ナビが取り付けできる

設計はAutodeskのFusion360を使用。取り付け用のネジ穴位置はユピテルのバイク用ナビ以外にガーミンのzumoなどとも同じになっています。

Autodesk Fusion360で設計

ユピテルのクレードル付属のネジはM4ネジですが、他の機器も取り付けできるよう直径5mmの取り付け穴を開けてあります。取り付け及びテストはユピテルのMCN46siで行いました。後続モデルのBNV-1はクレードルが同じですので取り付け可能です。zumoについては実機がないため確認はできいません。

取り付け穴の位置はユピテルバイク用ナビやガーミンzumoと同じ


別途ベースとM5ネジ・ナットが必要です


 ハンドル上の1インチボールはRAMマウントのUボルトベース(RAM-B-231U)を使用していますが、同じボールのあるベースならなんでも構いません。このマウントを固定する際にM5ネジ(15mm長)とナットを二組使用しますので、別途お買い求めください。ナットは本体に設けられたポケットに押し込んで使用します。

取り付けにはM5のネジ(15mm)とナットを使用

ナビ付属のクレードルにマウントをねじ止めしてからボールに乗せ、角度を調整したらM5ネジを締めて固定します。これでナビをメーターに近い場所にセットでき、視線移動が少なく見やすくなりました。

ハンドルの真上に取り付けできたMCN46si


入手はDMM.makeのクリエイターズマーケットから


 このオリジナルマウントは3DプリントサービスのDMM.makeサイトで注文が可能です。しなりと強度を兼ね備えたナイロン素材を前提として設計してあります。色は素材色の白以外に、黒や青なども選択可能です。下のリンクから注文してください。



ご利用に際して


 1インチボールへの固定にM5ネジ(長さ15mm)とナットが二組必要ですので、ホームセンター等でお買い求めください。サビに強いステンレス製が適しています。ゴム層がコーティングしてあるRAMボールの場合、長時間アームに挟まれたものはゴム層が圧縮されてボールの大きさが小さくなっています。そのような場合は、ビニールテープを巻くなどしてボール径を大きくしてから装着してください。

 ネジの緩みや樹脂製マウントの亀裂によるガタつきがないか時々チェックするようにして、走行中の脱落などがないようご注意ください。