2015年3月15日日曜日

すごい賑わい、発酵の里こうざき酒蔵まつり(鍋店神崎酒造蔵、寺田本家)


 千葉県に引っ越してからもうずいぶん経ちます。旨い地酒を偶然見つけてからは県内の酒蔵や味噌、醤油の蔵に興味を持つようになりました。温暖な千葉県は冬のバイクツーリングに最適ですが、その時期は各地の酒蔵から新酒や作りたてのどぶろくが出荷される時期でもあります。ツーリングがてら各地の酒蔵を巡るようになりました。

 バイクや車で酒蔵を訪れる時の問題は、試飲ができないことです。さらにバイクの場合は、どぶろくのような発酵が止まっていない酒を持ち帰ることができません。横にして振動を加えると炭酸ガスの影響で中身が吹きこぼれてしまいます。仕方なく熱処理した清酒を持ち帰るしかありませんでした。

 そんなわけで今回は電車を乗り継いで「こうざき酒蔵まつり」に行ってみました。目的は試飲とどぶろく購入です。神崎(こうざき)町には「仁勇」で有名な鍋店神崎酒造蔵と「五人娘」で知られた寺田本家があり、この二つの酒蔵がメイン会場になります。
 まず成田駅でJR成田線銚子行きに乗り換えるところで最初の驚きです。日曜日にもかかわらず満員です。日曜日の成田線下りが満員ということでもこの酒蔵まつりの人気が伺えます。

下総神崎駅に到着後も改札待ちで大混雑

 送迎バスも出ていましたが、凄い行列のためパス。20分ほど歩いて会場に向かいました。歩行者天国になっていて、道の両側にびっしりと屋台が出ています。よくある屋台以外に酒粕を使った料理など、酒蔵まつりならではのものもあります。それにしても凄い人出です。

みどり色のモコモコしたのは町のゆるキャラ「なんじゃもん」です

 特設ステージや道端でコンサートや大道芸をやっています。これなら試飲できない子供たちも飽きないで楽しめるでしょう。

何てグループ? 有名な人?

こちらはよく知ってます(チーバくん)

 試飲、試飲とつぶやきながら酒蔵を目指しましたが、着いてみるとこれまた長蛇の列。いつになったらありつけるのか想像もつきません。ちょうどお昼の時間に到着してしまったのもいけなかったようです。

いろいろな出し物がありますが、すごい人で身動きできません
なんとかお目当の純米どぶろくはゲットできましたが、蔵自慢の新酒を心置きなく試飲するという目論見はあえなく外れました。

どぶろくは二本購入、うまそー
それにしても驚きの集客力です。このまつりのために新宿からJRの直通列車が用意されるほどの賑わいです。地域興しの見本のようなイベントだと感心しながら酒瓶を三本大事に持ち帰りました。

 帰宅後、どぶろくを冷やしていただきましたが、これがまた旨い。あっという間に二本を空にしてしまいました。グイグイいけるどぶろくを飲みながらいろいろと考えが巡ってきました。
 保存や流通の手間、作られる量の少なさなどからどぶろくは街の酒屋ではなかなか手に入りません。プロである蔵元が作るどぶろくですから旨くないわけはありませんが、昔は各家庭で作られ、楽しまれていた酒です。それぞれの家のレシピがあり、食文化の一翼を担っていた醸造食品だと思いますが、今の日本の酒税法ではそれが許されていません。明治時代に戦費捻出のため自家醸造を禁止し、税収を増やすために作られた法律が未だに生き残っているのには驚きですね。


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